塾長の原田です。
本日は中学生に向けて定期テストの準備のやり方について書いていきます。
いきなりですが皆さん、いつから定期テストの勉強を始めていますか?
私が考える定期テスト勉強の開始目安は2週間前からです。
公立中学では定期テストの範囲表は約2週間前から配られます。
テスト範囲が配られたらすぐに学習計画をたて、その日のうちに勉強を開始するのが良いと思っています。
「今日定期テスト範囲が配られた!範囲広っ!前回はあんまり成績良くなかったから前よりは勉強時間を増やせたらいいな・・・。テスト範囲のプリントどこやったっけな。とりあえず今日は寝よ。」
みたいになっていませんか?
2週間前に勉強を始めるためには、それより前からテスト範囲が配られたらすぐに動きだせるように準備をしておくことが大切なんです。
定期テスト勉強を始める前に大切なこと
2週間前から全力で勉強するために事前にやっておくこと
3週間前くらいから部屋を片付けておく
テスト勉強を始めようと思ったら急に部屋が散らかっていると気になったり、普段は絶対にしないような場所の整理をなぜかしたくなったことはありませんか?
私はあります。
テスト前にどうしても部屋の掃除がしたくなり、掃除をしていていると、探していた漫画を発見、何故かその場で読み始め最終巻まで読み切った回数は数えきれません。
テスト前の貴重な1日を掃除で潰してしまわないように先回りをして部屋を片付けておきましょう。
普段の勉強で自分の理解が出来ていないところを把握しておく
日常の学習の段階で、『良く分かるところ』『ちょっとあやしいところ』の振り分けをしておくことを意識しておきます。
テストは、『分からないところを分かるようにする』ことで点数が上がります。
普段から、分からない問題にチェックをつけたり、付せんを貼るなど、テスト勉強をスムーズにするために意識をしておくだけでもテスト勉強の始めやすさが結構変わります。
解けるようにしておければ最高ですが、日常学習で自分の理解度を把握しておくことが大切です。
アイテムをそろえる
- ノートやプリントなどファイルにとじるなど、整理しておく
- 休んだところがあればその部分のノートやプリントももらっておく
「よし。テスト勉強始めるのが遅くなってしまったけど、歴史からやるか。歴史は授業で先生がプリントを配ってたな。あれ、プリントどこだっけ?あー、見つからない!とりあえず1回寝よ。」
これもあるあるですね。事前にノートやプリントを整理をしておきましょう。
すぐに計画が立てられるように計画表を用意しておく
範囲が配られたらすぐに学習計画が立てられるように、どの計画表を使うかを決めておきましょう。
学校で学習計画表が配られることも多いですよね。そして、その計画表を提出することも多いと思います。その場合はその学習計画表を有効に活用しましょう。
今習っているところまでのワークは1通り解き終わっているとすごく良い
学校で学習した範囲までのところが1回解いておけると良いです。
その際にはノートに解くなど、テスト前にもう一度解けるように書き込まないでおくのがおすすめです。
間違えた問題には必ずチェックをつけておきましょう。
自信がある単元は、テスト前に間違えた問題だけ解きなおせば良いので、大幅に時間を削減できます。
定期テスト2週間前にやること
テスト範囲を、実際に教科書を開いて確認する
テストによって「今回は数学が難しそうだ。」とか「社会の範囲が広い!」など、まずは全体感を把握して
具体的にどの教科に時間がかかってしまいそうか
自分はどの教科に時間をかけるべきなのか?
などおおまかに考えていきます。
教科ごとにどうやってテスト対策をやるかを決定する
次に「何を使ってテスト勉強をするか」を決めていきます。
- 数学はワー3周 + 塾の授業の間違えた問題の復習
- 理科は塾のテスト対策申込 + ワーク3周
など。
個人的には学校のワークは1回解くだけでは本当にもったいないので、3周を目安にやってほしいです。
1冊を完璧にしていく学習の仕方を身に着けておくと、大学受験でもとても役に立ちます。
是非中学のうちに身に着つけてください。
何をやるかが決まったらそれを基に学習計画を立てる
ここまで決まったら、1つずつその勉強をするのにどのくらい時間がかかるのかを考えます。
それを全て合計したものが今回の定期テストで学習するべき時間数です。
最後はそれを計画表に割り振っていきます。
ここで注意をしておくことが1つ。
計画は崩れます。
全てのものごとが計画通り進むことなんでまずありません。そのため、崩れた計画を持ち直すために、週末などに予備日または予備時間を必ず設定しておきましょう。
次にテスト勉強でやってはいけないことを紹介します。
定期テスト勉強でやってはいけないこと
答えを丸写し
『それは知ってるよー!』という声が聞こえてきそうですが、塾に携わって10年以上。
たくさんの生徒が答えを写している姿を見てきました。
気持ちは分かります。
『ワークは明日提出しないといけない。でもワークに手を付けるの忘れてた。内申点に影響するから、提出しないよりマシでしょ?』
はい。
提出しないよりマシです。
でも、テスト直前に答えを写すという作業に取られている時間なんて本当はないはずなんです。
ちなみにESOHでは公立中学の中学生を対象に、直近の土曜日『定期テスト勉強会』という無料勉強会イベントを実施しております。
その日までにワークを終わらせて講師にみせないといけないというルールがあります。
定期テスト勉強会の実施には、『直前にワークの答えを丸写ししている人を撲滅したい』という私の願いが込められています。
分からない問題を分かるまで考える
これ一見良さそうですね。分からない問題をじっくり考えることはとても大切です。
しかし、定期テストの勉強は決められた時間内(テスト前の2週間)で効率よくテスト範囲の学習を進めることが大切です。分からない問題は先生に聞く、答えや解説を見ても分からない問題は、チェックをつけるなどして後で質問するなど時間を効率よく学習をすすめましょう。
解いた後の問題集(答えが書き込まれたもの)や、教科書を眺める
眺めるだけの学習方法をとる人は意外と多いです。
問題を眺めているとなんとなく『あ、これは出来そう』と思うものです。しかし、分かると解けるは違います。特に数学や理科の計算分野など、必ず自分の手を動かして何も見ないで正解できるか確認しましょう。
今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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