大学受験と内申点の関係性について詳しく解説

エソー個伸塾塾長の原田です。

「大学入試でも内申点って必要なの?」と疑問に思う方は多いでしょう。
良く聞く言葉ではありますが、具体的にどのように影響してくるのかはっきりと分からない生徒や保護者は多いと思います。
高校受験では大きな影響を持つ内申点ですが、大学入試においても内申点(評定)は出願や選考に影響を及ぼすことがあります。
ここでは、大学受験における内申点の役割や影響について詳しく解説します。

この記事を読むべき人

・大学受験の内申点の影響について知りたい
・高校に入って定期テストをどの程度頑張るべきなのか悩んでいる人
・高校の内申点が何かを知りたい人

自己紹介

エソー個伸塾(こしんじゅく)塾長 原田健司

千葉県で社会人プロの個別指導塾「エソー個伸塾」を4教室展開。エソー個伸塾には約40名の社会人プロ講師が在籍しています。講師の平均指導歴は10年以上。指導力の高さには自信があります。大手予備校にはない、一味違う個別指導で多くの大学受験指導を行っています。

高校における内申点ってなに?

まずは、内申点とは何なのかを確認しましょう。
内申点とは、高校での成績や学習態度、活動実績を総合的に評価したものであり、大学に提出する「調査書」の一部として表されます。調査書には、以下の項目が含まれます。
また、1年生の成績から内申点として評定に含まれることは注意するべきポイントです。

1.評定(定期テストの成績)
高校1年生から3年生1学期または前期までべての科目の成績を5段階で数値化したもの。
評定平均は、各科目の評定を合計し、科目数で割った値で、小数点第1位まで表示されます。

2.学習態度と課外活動
学校での学習態度や委員会、部活動、ボランティア活動、資格取得などの活動内容が記載されます。
これらの内容は、文章で記載されます。

3.出席日数
出席日数も重要な評価項目です。欠席が多い場合、評価が下がる可能性があります。

大学入試における内申点の影響

大学入試における内申点の影響について考えるとき、『自分はどの受験方式で受験をするのか?』について考える必要があります。
大学入試の選抜方法は大きく分けて「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」、「総合型選抜(旧AO入試)」、「一般選抜」の3つがあります。


それぞれの選抜方法について詳しく解説した記事もあります。よろしければこちらもご覧ください。
大学受験の仕組みについて詳しく解説した記事はこちら

それぞれの選抜方法によって内申点の影響度が異なります。それぞれの内申点の影響度を見ていきましょう!

学校推薦型選抜(旧推薦入試)

学校推薦型選抜では、他の選抜方法に比べて内申点が最も大きく影響します。
出願時には一定の内申点が求められ、選考時にも内申点が重要な判断材料となります。学校推薦型選抜には、次の2種類があります。

1.指定校推薦
大学側が高校を指定して入学枠を割り振る方法。内申点の基準を満たしている必要があり、高校側から推薦をしてもらう必要があります。

2.公募推薦
大学が規定した出願条件を満たしていれば、どの高校からでも出願できる方法。内申点が高いほど有利になります。

総合型選抜(旧AO入試)

総合型選抜では、内申点が出願時に重要な役割を果たしますが、選考時にはそれほど大きな影響を及ぼさないことが多いです。

1.出願時
内申点が一定の基準に達していないと出願できない場合があります。出願基準がない学校もあります。また、難関大学では高い評定平均を求められることが多い。

2.選考時
内申点が直接の合否に影響することは少なく、内申点以外の要素(小論文、面接、資格、検定試験の成績など)が重視されます。

一般選抜(国公立大学)

国公立大学の一般選抜では、内申点が直接的に影響することは少ないですが、一部の大学では調査書を点数化して合否判断に利用することがあります。

1.出願時
内申点の基準は求められません。誰でも出願可能です。

2.選考時
学力試験の結果が主な判断材料となりますが、一部の大学では調査書の点数が合否に影響することがあります。

一般選抜(私立大学)

私立大学の一般選抜では、内申点の影響はほとんどありません。

1.出願時
内申点の基準は求められません。誰でも出願可能です。

2.選考時
調査書の内容が評価される場合がありますが、内申点そのものが判断材料となることは少ないです。

奨学金を使う際に影響することがある

奨学金は高校の学業成績を考慮するので、奨学金を使いたいと考えている場合は、内申点をきちんと取っておく必要はあります。

最後に

大学入試における内申点は、選抜方法や大学によってその影響度が異なります。内申点が大きく影響する学校推薦型選抜や総合型選抜では、内申点を高く保つことが重要です。しかし、内申点だけが全てではなく、学力試験や他の要素も合否に大きく影響します。
受験生は、自分の志望校や選抜方法に応じて内申点を意識しつつ、学力向上や他の評価項目にも注力することが求められます。バランスを取りながら、大学受験に向けてしっかりと準備を進めていきましょう。
高校生には時間がありません。早い段階でしっかりと方向性を定めて適切な対策をしていきましょう!

エソー個伸塾の内申点対策

①講師は全員社会人プロ講師!あなたの高校のテスト範囲に合わせて個別指導します
②1人1人の目標に合った教科とカリキュラム
③小論文対策など学校推薦型選抜や総合型選抜の対策も個別に対応します

講師は全員社会人プロ講師!あなたの高校のテスト範囲に合わせて定期テスト対策します!

エソー個伸塾は社会人プロの個別指導塾です。指導力には自信があります。経験豊富な社会人プロ講師がそれぞれの目標に合わせてテスト対策を行います。

1人1人の目標に合った教科とカリキュラム

エソー個伸塾では、通っている高校の進度にぴったり合わせて授業をすることが出来ます。また、好きな教科を1教科から自由に選択できます。それぞれの状況に合わせたカリキュラムで授業を進めていきます。

小論文対策など学校推薦型選抜対策や総合型選抜対策も個別に対応します。

小論文対策にも自信があります。小論文が必要な入試にもしっかり対応します。文章を書くことに苦手な意識がある生徒でも無理なく書けるよう添削しながら授業を行います。自分の試験にぴったり合わせて受講できます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

原田 健司のアバター 原田 健司 株式会社ESOH group 代表取締役

兵庫県生まれ。白陵高校卒業。青山学院大学卒業。卒業後、大手企業の営業に従事。その後、学習塾の立ち上げに参加。そして、2011年にESOH個伸塾を創業。現在千葉県千葉市、習志野市、船橋市に4店舗の個別指導教室と津田沼でスポーツ教室を運営。