【大学受験】受験スケジュールの立て方について徹底解説

塾長の原田です。
大学受験を受けるにあたって『どの大学を』『どんなスケジュールで』『何校くらい』受験すればよいか悩むという相談を良く受けます。

そこで今日は大学受験の受験スケジュールの立て方について書いていこうと思います。

この記事を読むべき人

・大学受験スケジュールや併願校の選び方を知りたい方
・志望校の数や選び方に悩んでいる方
・受験スケジュール管理に不安な保護者、費用や手続きの管理を確認したい方

自己紹介

エソー個伸塾(こしんじゅく)塾長 原田健司

千葉県で社会人プロの個別指導塾「エソー個伸塾」を4教室展開。エソー個伸塾には約40名の社会人プロ講師が在籍しています。講師の平均指導歴は10年以上。指導力の高さには自信があります。大手予備校にはない、一味違う個別指導で多くの大学受験指導を行っています。 

早速見ていきましょう!

大学受験スケジュールを立てる際の基本の考え方

まず、大学受験のスケジュールを考えるにあたって大切なことは

『第1志望の受験の日程を中心に考えてスケジュールを組んでいくこと』

『学校推薦型選抜・総合型選抜を第1志望に考える場合でも、一般選抜も想定してスケジュールを組み立てる』


ことです。


また、一般選抜で考えている生徒も、第1志望の学校が総合型選抜などの推薦型の入試を実施している場合は、合格する機会を増やすという意味でもに有効です。自分の状況(評定平均など)と照らし合わせて、前向きに検討しましょう。

受験校は全部で何校受ければよいの?併願校の考え方

『併願校を何校受けるべきか』というのは非常に頭を悩ませると思います。第1志望だけに絞るのは怖いし、かといってあまりに多くの学校を受けるのは費用的にも体力的にも非常に大変です。

私の個人的な考えですが

受験する大学は本命の大学と合わせて少なくて4校、通常で6校、可能なら8校程度が良いと考えています
チャレンジ校、実力相応校、滑り止め校などのバランスを考えて受験校を決めよう

だと考えています。もし、6校受験する場合は「チャレンジ校1校+実力相応校4校+滑り止め校1校」といった感じでしょう。

チャレンジ校:自分の偏差値(+5以内)高い大学
実力相応校:自分の実力と同程度の大学
滑り止め校:自分の偏差値(-5以内)よりも低い大学

受験の日程は3日連続以内を目安に

受験の日程が多ければそれに伴って負担も大きくなります。電車に乗ってなれない土地へ行って試験を受けてくるのは思ったよりも疲れるものです。その辺も考慮に入れて受験する日程を組んでいきましょう。

第1志望の受験日までに何校か併願校の受験をしておく

第1志望の一般選抜の受験日程に照準を合わせて、第1志望の受験までに何校かの併願校を受験して、受験の雰囲気に慣れた状態で第1志望の学校を受験できるように日程を組んでいきます。

次に、具体的に選抜の種類ごとの大まかな受験日程の流れを確認していきましょう!

一般選抜のスケジュール

国公立大学 一般選抜

国公立大学の一般選抜の日程を確認していきましょう。まず、国公立大学の合否についてですが、大学入学共通テスト(共通テスト)と大学ごとに行われる2次試験で合否が決まります。

【共通テストスケジュール】
出願:9月下旬から10月上旬まで
本試験:1月18-19日
追試験:1月25-26日
※2025年の試験日程を参考にしています。

【国公立試験 一般選抜のスケジュール】
出願:1月27日-2月5日
試験日
前期日程:2月25日から
中期日程:3月8日から
後期日程:3月12日から
合格発表
前期日程:3月6日-10日(公立は3月1日-10日)
中期・後期日程:3月20日-24日
※2025年の試験日程を参考にしています。

国公立試験の出願のポイントは共通テストの後に出願が出来るということです。共通試験の出来具合によって出願する大学を変えることが出来ます。
しかし、実際に受験してから考えると混乱してしまうので、良かった場合、悪かった場合にはどう動くのか事前に決めておきましょう。

 私立大学 一般選抜

【私立大学(一般選抜)のスケジュール】
出願:12月下旬から2月中旬
試験:1月下旬から2月中旬がメイン
※後期入試、2期募集などで3月頃まで試験を実施する大学もあります。

学校推薦型選抜・総合型選抜のスケジュール

国公立大学では公募制の学校推薦型選抜、総合型選抜を実施しているところが多くあります。第一志望にしている大学が学校推薦型選抜や総合型選抜を実施している場合は、受験のチャンスが増えますので準備できるとよいでしょう。
ただし学校推薦型選抜・総合型選抜のためには専用の対策が必要です。一般選抜も受験するのであれば並行して対策ができるように日程を組んでおくことも大切になります。また、国公立大学では学校推薦型選抜・総合型選抜でも共通テストを課す場合があります。共通テストの対策も怠らないようにしましょう。

国公立大学の学校推薦型選抜・総合型選抜

推薦型の入試というと私立のイメージがあるかも知れませんが、国公立大学でも学校推薦型選抜や総合型選抜を実施している大学は多くあります。第一志望の大学が学校推薦型選抜や総合型選抜を実施している場合は、是非検討してみましょう!
国公立大学の推薦型の入試を受験する場合は、試験の内容が異なるため、対策が必要になってきます。
受験日程も一般選抜より早い時期に行こなわれるため、スケジュールの管理をすることが大切になってきます。
国公立大学では学校推薦型選抜・総合型選抜で共通テストの受験が必要になる大学もあります。

私立大学の学校推薦型選抜・総合型選抜

私立大学の学校推薦型・総合型選抜での入学者の割合は増加しており、2023年発表された『大学入学者選抜の実態把握および分析等に関する調査研究』では全体の50.3%にも上ることが分かりました。まだまだ学校推薦型選抜・総合型選抜ともに増えていくことが予想されます。生徒と日常接している私自身の感覚としては、まだまだ一般選抜以外考えていない生徒も多い印象です。第1志望が学校推薦型選抜・総合型選抜を実施ている場合は、挑戦の機会を増やすという意味でも最初から検討から外すのではなく、一度検討をしてみるのも良いかも知れません。

【国公立大学・私立大学】学校型選抜・総合型選抜のスケジュール
①総合型選抜
出願:9月頃(課題の提出がある場合があります)
試験日:10月頃
合格発表:11頃

②学校推薦型選抜
出願:11月頃
試験日:11月頃
合格発表:12月頃

選抜に共通テストが必要な場合は、共通テストの後に合格発表が行われます

受験全体のスケジュールをまとめよう

上記を踏まえて具体的にスケジュールを作っていきましょう。受験校が多く、学校ごとにバラバラなので『いつ何をすべきなのか』ということをしっかりと把握しておくことが大切です。
私が生徒と一緒に受験校を探す際には『パスナビ』を使っています。試験を検索して絞り込んでいくことが出来るのでとても便利です。絞り込んだら次に各大学のHPの入試概要の欄で確認をしましょう。受験する可能性がある大学に関してはまずはパンフレットを取り寄せしておくのが良いと思います。
出願、試験日程、合格発表をカレンダーに書き込んで受験カレンダーを作成していきます。

入学手続きの日も確認しておこう

入学手続きの日程も把握が必要です。

具体例として、国公立大学を第一志望としている場合を考えてみます。国公立の合格発表は3月ですが、私立大学の入学手続き締め切り日は、学校にもよりますが合格発表から1週間以内に入学手続きを行わなければいけない場合、第1志望である国公立大学の合格発表より前に入学手続きを行わなければなりません。その場合、私立大学の入学金を支払う必要が出てきます。入学金は入学辞退をしても戻ってこない場合が多いので、そこの学校に関しては受験料と合わせて入学金も用意が必要になります。
日程の組み方などを失敗してしまうと多くの学校に入学金を払う必要が出てくるなど費用面でも無駄が出てきてしまう可能性があります。
そういう意味でも、志望順位や締め切り日を確認してスケジュールを組むことも大切です。

エソー個伸塾の大学受験対策

  • 講師は全員社会人プロ講師!経験豊富な社会人講師が丁寧に個別指導します
  • 1人1人の志望校に合った教科とカリキュラム
  • 小論文対策などの学校推薦型選抜や総合型選抜の対策も個別に対応します

講師は全員社会人プロ講師!経験豊富な社会人プロ講師が丁寧に個別指導します

エソー個伸塾は社会人プロの個別指導塾です。指導力には自信があります。経験豊富な社会人プロ講師がそれぞれの目標に合わせて丁寧に個別指導します。

1人1人の目標に合った教科とカリキュラム

エソー個伸塾では、それぞれの志望校と現在の学習進捗に合わせて個別指導します。また、希望の教科を1教科から選択できます。それぞれの状況に合わせたカリキュラムで授業を進めていきます。

小論文対策など学校推薦型選抜対策や総合型選抜対策も個別に対応します

小論文対策にも自信があります。小論文が必要な入試にもしっかりと個別に対応します。文章を書くのが苦手な生徒でも無理なく書けるよう添削をしながら指導していきます。試験内容にぴったり合わせた内容で指導が出来ます。

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この記事を書いた人

原田 健司のアバター 原田 健司 株式会社ESOH group 代表取締役

兵庫県生まれ。白陵高校卒業。青山学院大学卒業。卒業後、大手企業の営業に従事。その後、学習塾の立ち上げに参加。そして、2011年にESOH個伸塾を創業。現在千葉県千葉市、習志野市、船橋市に4店舗の個別指導教室と津田沼でスポーツ教室を運営。